夏の風物詩といえば、つるっとした喉越しがたまらないおそばですよね。お店でメニューを見ると、「ざるそば」と「もりそば」という言葉を目にすると思いますが、この二つ、いったい何が違うのでしょうか？見た目は似ていますが、実はちょっとした違いがあるんです。今回は、ざるそばともりそばの違いについて、分かりやすく解説していきます。
- ざるそば：そばが盛り付けられた下に、海苔が敷いてある。
- もりそば：そばが盛り付けられているだけで、海苔はかかっていない。
- どちらも、そばつゆにつけて食べる。
海苔の有無
一番わかりやすい違いは、海苔があるかないかです。ざるそばは、そばの下に海苔が敷いてあります。これは、そばがくっつかないようにしたり、風味を豊かにしたりする役割があります。一方、もりそばには海苔は使われていません。シンプルにそばだけを味わいたい人や、海苔が苦手な人には、もりそばがおすすめです。
見た目の違い
ざるそばは、海苔が敷かれている分、見た目が華やかになります。そばの色と海苔の黒色のコントラストが食欲をそそりますよね。もりそばは、そばだけなので、シンプルな印象です。しかし、そのシンプルさが、そば本来の風味をストレートに感じさせてくれます。
価格の違い
お店によっては、ざるそばの方が少し高めに設定されている場合があります。これは、海苔を使用している分、材料費がかかるためです。もちろん、お店によって価格設定は異なりますが、一般的には、もりそばの方がリーズナブルな価格で提供されていることが多いです。
味への影響
海苔の有無は、味にも影響を与えます。ざるそばは、海苔の香りがそばに移り、風味豊かになります。そばつゆにつけて食べると、海苔の風味とそばの風味が合わさり、より奥深い味わいになります。もりそばは、そば自体の風味をダイレクトに味わえるのが特徴です。
そばつゆの違い
どちらもそばつゆにつけて食べる点は同じですが、お店によっては、つゆの味に微妙な違いがある場合があります。特にざるそばは、海苔の風味に合わせて、つゆの味が調整されていることもあります。しかし、基本的には、ざるそばともりそばで、同じそばつゆが使われることが多いです。
薬味の種類
そばを食べる際に添えられる薬味にも、違いが見られることがあります。一般的に、ねぎ、わさび、おろし大根などが使われますが、お店によっては、ざるそばには、刻みねぎだけでなく、もみじおろしなどの薬味を添える場合もあります。もりそばは、よりシンプルな薬味で提供されることが多いです。
そばの種類
ざるそばともりそばで、使われるそばの種類に違いがあるわけではありません。基本的には、同じそばが使われます。しかし、お店によっては、ざるそばには、より風味豊かなそばを使用するなど、こだわりを見せている場合があります。
そばの量
そばの量については、ざるそばともりそばで特に決まった違いはありません。お店によって、量が異なってきます。大盛りや特盛りなど、自由に量を選べる場合もあります。注文する際に、お店の人に確認してみるのも良いでしょう。
まとめ
ざるそばともりそばの違いについて、解説してきました。海苔の有無が一番大きな違いですが、それによって見た目や味、価格にも違いが出てきます。どちらを選ぶかは、あなたの好み次第！色々なそば屋さんで、両方を食べ比べて、自分のお気に入りを見つけてくださいね。