お風呂上がりの髪、なんだかパサパサしたり、まとまりにくかったりすることはありませんか？シャンプーの後、コンディショナーやトリートメントを使うと思いますが、この二つ、一体何が違うのでしょうか？今回は、コンディショナーとトリートメントの違いについて、わかりやすく説明していきます。
コンディショナーとトリートメント、何が違うの？
コンディショナーとトリートメントは、どちらもシャンプー後の髪の毛に使うものですが、役割が少し違います。簡単に言うと、
- コンディショナーは、髪の表面をコーティングして、指通りを良くしたり、静電気を防いだりするものです。
- トリートメントは、髪の内部に栄養を補給して、傷んだ髪を修復したり、髪質を改善したりするものです。
コンディショナーとトリートメントの違い：詳しく見てみよう！
それぞれの役割を詳しく見ていきましょう。コンディショナーとトリートメントは、以下のような違いがあります。
コンディショナー：髪の表面ケア
コンディショナーは、主に髪の表面をケアします。シャンプーで開いたキューティクルを閉じて、髪の毛の水分を逃がさないようにする役割があります。まるで髪の毛の「フタ」のようなイメージです。
コンディショナーの主な役割は以下の通りです。
- 髪の表面を保護：キューティクルを整え、摩擦から守ります。
- 指通りを良くする：髪の絡まりを防ぎ、スムーズな手触りにします。
- 静電気を抑える：乾燥した髪に起こりやすい静電気を防ぎます。
- 香りづけ：良い香りを髪にまとわせます。
コンディショナーは、毎日使うことで、髪の毛のコンディションを整え、扱いやすくします。短時間で効果が出るのが特徴です。
トリートメント：髪の内部ケア
トリートメントは、髪の内部に栄養を浸透させて、髪のダメージを補修したり、髪質を改善したりする役割があります。まるで髪の毛の「栄養ドリンク」のようなイメージです。
トリートメントの主な役割は以下の通りです。
- 髪のダメージ補修：カラーリングやパーマなどで傷んだ髪に栄養を補給します。
- 髪の水分保持：髪の内部に潤いを与え、乾燥を防ぎます。
- 髪質の改善：使い続けることで、髪の毛のまとまりやツヤを良くします。
トリートメントは、コンディショナーよりも長時間置いてから洗い流すものが多く、週に1～2回など、頻度を調整して使うのがおすすめです。
成分の違い：配合されているものは？
コンディショナーとトリートメントには、それぞれ異なる成分が配合されています。成分の違いも、役割の違いを生み出す理由の一つです。
| 成分 | コンディショナー | トリートメント |
|---|---|---|
| 界面活性剤 | ○ | ○ |
| シリコン | ○ (髪の表面をコーティング) | ○ (髪の表面をコーティング) |
| 保湿成分 | ○ (髪の水分を保持) | ○ (髪の内部に浸透) |
| 油分 | ○ (髪の表面を保護) | ○ (髪の内部に浸透) |
| タンパク質 | × | ○ (髪のダメージを補修) |
| アミノ酸 | × | ○ (髪の内部を補修) |
このように、コンディショナーは髪の表面を保護する成分が多く、トリートメントは髪の内部に栄養を与える成分が多く配合されています。
使い方：いつ、どのように使うの？
コンディショナーとトリートメントは、使うタイミングや使い方が異なります。それぞれの特徴を理解して、正しく使いましょう。
- コンディショナー：シャンプー後、髪の水気を軽く切り、毛先を中心に塗布します。すぐに洗い流しても効果があります。
- トリートメント：シャンプー後、髪の水気を切り、毛先を中心に塗布します。5～10分程度置いてから洗い流します。ヘアキャップを使ったり、蒸しタオルで髪を包んだりすると、より効果的です。
コンディショナーは毎日、トリートメントは週に1～2回程度など、自分の髪の状態に合わせて使用頻度を調整しましょう。
あなたに合ったヘアケアを
コンディショナーとトリートメントは、それぞれ役割が違うため、髪の悩みや状態に合わせて使い分けることが大切です。乾燥やパサつきが気になる場合はコンディショナー、ダメージや広がりが気になる場合はトリートメントをメインに使い、必要に応じて両方を組み合わせて使うのも良いでしょう。正しいヘアケアで、美しい髪を育んでくださいね！