みんな、こんにちは! 今日は、道端や公園でよく見かけるお花、ヒメジョオンとハルジオンの違いについてお話しします。 どちらも似たような姿をしているけれど、よく観察すると、面白い違いが見えてくるんだよ。 どんなところを見て区別すればいいのか、一緒に見ていきましょう!
花の色と咲く時期
まず、一番分かりやすい違いは、お花の色と咲く時期です。 ヒメジョオンとハルジオンは、どちらも白くて可愛らしいお花を咲かせますが、少しだけ違います。
ハルジオンは、春の暖かい時期に咲き始めます。 花びらの色が少しピンク色がかっているものもあって、とっても可愛らしいですよね。 ヒメジョオンは、もう少し遅い時期、夏から秋にかけて咲き始めます。
- ハルジオン:春に咲く、ピンクがかった白い花が多い
- ヒメジョオン:夏から秋に咲く、純粋な白い花が多い
咲く時期と花の色で見分けるのが、一番簡単かもしれませんね!
葉っぱの形
葉っぱの形も、見分けるヒントになります。 葉っぱの形を良く見てみましょう。 これも、ヒメジョオンとハルジオンの大きな違いの一つです。
ハルジオンの葉っぱは、茎を抱きかかえるような形で、葉っぱの先が少し尖っています。 これは、葉っぱが茎に巻き付いているように見えることから、「抱茎(ほうけい)」と呼ばれる特徴です。
ヒメジョオンの葉っぱは、細長くて先が丸く、茎を抱きかかえるような形ではありません。 下の方の葉っぱは、少しへらのような形をしていることもあります。 この違いに注目すると、見分けやすくなりますね!
- ハルジオン:葉っぱは茎を抱きかかえる(抱茎)
- ヒメジョオン:葉っぱは細長く、抱茎ではない
茎の特徴
茎にも、ヒメジョオンとハルジオンを見分けるヒントが隠されています。 茎の色や毛の有無に注目してみましょう。
ハルジオンの茎は、中が空洞で、少し赤紫色をしています。 触ってみると、ツルツルしていることが多いです。
ヒメジョオンの茎は、中が詰まっていて、緑色をしています。 そして、産毛のような毛がたくさん生えているのが特徴です。 この毛の有無も、見分けるポイントになります。
- ハルジオン:茎は中空、赤紫色、ツルツルしている
- ヒメジョオン:茎は中実、緑色、産毛がある
背丈の違い
背丈も、ヒメジョオンとハルジオンを見分けるポイントになります。 どちらも草丈はそれほど高くありませんが、少し違いがあります。
ハルジオンは、ヒメジョオンよりも少し背が低く、一般的に30cmから50cmくらいです。 背の高いハルジオンはあまり見かけません。
ヒメジョオンは、ハルジオンよりも少し背が高く、50cmから100cmくらいになることもあります。 背の高いヒメジョオンは、よく見かけますね。
特徴 | ハルジオン | ヒメジョオン |
---|---|---|
背丈 | 低い(30-50cm) | 高い(50-100cm) |
花の大きさ
花の大きさも、ヒメジョオンとハルジオンの区別のヒントになります。 それぞれの花の大きさを比べてみましょう。
ハルジオンの花は、直径が2cmから3cmくらいと、少し小ぶりです。 小さくて可愛らしい花をたくさん咲かせます。
ヒメジョオンの花は、ハルジオンよりも少し大きく、直径が2cmから4cmくらいになります。 花びらの数が多いものもあります。
- ハルジオン:花の直径は2~3cm
- ヒメジョオン:花の直径は2~4cm
生えている場所
生えている場所も、ヒメジョオンとハルジオンを区別するヒントになることがあります。 どちらも道端や公園など、色々な場所に生えていますが、少し好みが違います。
ハルジオンは、日当たりの良い場所に生えていることが多いです。 街路樹の下や、空き地などでもよく見かけますね。
ヒメジョオンは、日当たりの良い場所だけでなく、少し日陰になるような場所にも生えています。 どちらかというと、人があまり手入れをしない場所に生えていることが多いかもしれません。
- ハルジオン:日当たりの良い場所に多い
- ヒメジョオン:日なた、日陰どちらにも生える
まとめ
ここまで、ヒメジョオンとハルジオンの違いについて見てきました。 一番の違いは、葉っぱの形と茎の様子です。 葉っぱが茎を抱きかかえているか、茎に毛が生えているか、この2点に注目すると、どちらの花か見分けやすくなります。 どちらの花も、私たちを楽しませてくれる、素敵な植物ですね! 今度見かけたら、ぜひ観察してみてください!