みんな、こんにちは!今日は、インターネットに繋ぐための「有線LAN」と「無線LAN」の違いについて、わかりやすく説明していきます。 どちらもインターネットを使うために大切なものですが、それぞれに良いところとちょっと不便なところがあるんです。 詳しく見ていきましょう!
接続方法の違い
一番大きな違いは、接続方法です。 有線LANは、パソコンやゲーム機などを「LANケーブル」という線を使ってインターネットに繋ぎます。 ケーブルをルーターやモデムに繋げば、すぐにインターネットが使えるようになります。
一方、無線LANは、ケーブルを使わずにインターネットに繋ぎます。 無線LANルーターという機械が電波を飛ばしていて、それをパソコンやスマホがキャッチしてインターネットに繋がるんです。 有線LANはケーブルで繋ぎ、無線LANは電波で繋がる、というのが大きな違いです。
無線LANは、ケーブルがないので、色々な場所にパソコンやスマホを置けるのが便利です。 家の中を自由に動き回れるのは、無線LANの良いところですね。
有線LANは、ケーブルを繋ぐ場所が決まっているので、移動には向きません。 でも、ケーブルでしっかりと繋がっているので、電波の届かない場所でもインターネットが使えます。
速度の違い
インターネットの速度も、有線LANと無線LANで少し違います。 ケーブルで繋ぐ有線LANの方が、一般的に速いと言われています。 たくさんのデータを送受信する時には、有線LANが有利です。
無線LANは、電波の状況によって速度が変わることがあります。 壁や障害物があると、電波が弱まって速度が遅くなることも。 安定した速度でインターネットを使いたい場合は、有線LANの方が安心です。
速度の違いを意識する場面としては、動画を見たり、オンラインゲームをしたりする時が挙げられます。 快適に動画を見たり、ゲームをしたりしたい場合は、なるべく速度の速い方を選ぶと良いでしょう。
それぞれの通信速度は、ルーターやプロバイダによっても変わります。 より速い速度が必要な場合は、高性能なルーターを選んだり、高速回線を利用したりすることもできます。 以下の表で、それぞれの通信速度の目安を見てみましょう。
種類 | 目安の速度 |
---|---|
有線LAN | 100Mbps~1Gbps以上 |
無線LAN | 11Mbps~1Gbps以上 |
安定性の違い
安定性も、有線LANと無線LANで異なります。 有線LANは、ケーブルで直接繋がっているので、電波干渉などの影響を受けにくく、安定してインターネットを利用できます。
無線LANは、電波を使うため、他の家電製品や壁などの影響を受けやすく、通信が途切れたり、速度が遅くなったりすることがあります。 電波状況によっては、インターネットに繋がらない場合も。
オンライン会議や、重要なデータのやり取りなど、途切れると困る場面では、有線LANの方が安心です。
無線LANの安定性を高めるには、ルーターの設置場所を工夫したり、電波干渉を避けるようにしたりするなどの対策があります。 例えば、
- ルーターを高い場所に置く
- 電子レンジなど、電波を発する家電製品から離す
- 金属製のものを避ける
セキュリティの違い
セキュリティも、有線LANと無線LANで考慮すべき点があります。 有線LANは、ケーブルを繋がないとインターネットに繋がらないため、物理的にセキュリティが高いと言えます。
無線LANは、電波が届く範囲であれば、誰でも繋がれてしまう可能性があります。 そのため、パスワードを設定したり、暗号化したりして、不正なアクセスを防ぐ必要があります。
無線LANを利用する際には、セキュリティ設定がきちんと行われているか確認することが大切です。
セキュリティ対策には、以下の方法があります。
- 強力なパスワードを設定する
- WEPではなく、WPA2またはWPA3などの暗号化方式を使う
- ルーターのファームウェアを最新の状態に保つ
- MACアドレスフィルタリングを設定する
設置場所の自由度
設置場所の自由度は、無線LANの方が高いです。 有線LANは、ケーブルの長さによって設置場所が制限されます。 パソコンを置く場所の近くにLANケーブルを繋ぐ場所がないと、インターネットに接続できません。
無線LANは、電波が届く範囲であれば、どこでもインターネットを利用できます。 家の中だけでなく、庭やベランダなど、屋外でも使える場合があります。
無線LANは、パソコンだけでなく、スマホやタブレットなど、様々なデバイスで利用できるのも便利です。
無線LANの設置場所を考える際には、電波の届きやすさを考慮する必要があります。 以下の点に注意しましょう。
- ルーターは家の中心部に置く
- 壁や障害物を避ける
- 電波干渉を起こす家電製品から離す
コストの違い
初期費用やランニングコストも、有線LANと無線LANで異なります。 有線LANは、LANケーブルやルーターなどの機器を購入する必要があります。 また、工事が必要な場合もあります。
無線LANは、無線LANルーターがあれば、すぐに利用できます。 ただし、ルーターの性能によって価格が異なります。
インターネット回線の月額料金は、プロバイダやプランによって異なりますが、一般的に有線LANも無線LANも大きな差はありません。
それぞれのコストを比較する際には、以下の点に注目しましょう。
項目 | 有線LAN | 無線LAN |
---|---|---|
初期費用 | ケーブル、ルーター、工事費 | ルーター |
ランニングコスト | インターネット回線料金 | インターネット回線料金 |
まとめ
有線LANと無線LANには、それぞれメリットとデメリットがありますね。 どちらを選ぶかは、使う場所や用途、求める速度や安定性によって変わってきます。 どちらが良いか迷ったら、自分の使い方に合わせて選んでみてください。 例えば、ゲームをよくする人や、安定した通信が必要な人は有線LAN、色々な場所でインターネットを使いたい人は無線LANがおすすめです。 どちらもインターネットを快適に使うための大切な技術なので、色々と試して、自分に合った方法を見つけてみてくださいね!